「随分と唐突だな」
表情が変わらなさすぎて笑ったのかわからないけど、フッと吐息が敦士から漏れた。
「だって、貴方の彼女じゃないんですよね。それなのに傍に置いてるのは、不自然なように思えます。それとも一緒にいるメンバーの中に彼氏がいるとか?」
「アイツは誰の女でもねぇよ」
声のトーンも相変わらず一定で変わらないから感情が読みにくい。
それならますます、百瀬茅織が彼らの輪にいる理由がわからない。
彼らはとても大事にしているように見えるけれど、その分一緒にいれば危険も伴う。
現に学校の女子たちは彼女に敵意を持っている人が多い。敦士やメンバーの彼女ならわかるけれど、そうでないのならどうして一緒にいるのだろう。



