たすけて!田中くん



「つ、つまり俺たちもう絶交しようぜってこと!?」

「は?」

バナナオレ飲ませてくれようとしてきたりして、人の心を弄んだくせに、急に突き放してきたことに驚きだ。

すると田中くんが呆れたような表情でため息を漏らす。この顔は『なに言ってんだこの馬鹿』って思っているに違いない。


「誰が俺と喜久本の話って言った?」

「え、じゃあなんの話?」

「例の奴らのこと。百瀬とかそこらへんと関わり絶ったほうがいい」

「ああ、なんだ。それかー」

絶交ではなかったことに安堵していると、腕を掴まれた。彼にしては少々強引だったので目を見張る。


「田中くん……?」

間近でじっと見つめられている。こんな真剣な顔をされたら、どう反応するべきなのかわからない。