たすけて!田中くん



「とりあえず、いずれ責任は取って」

「なんだよそれ、凪沙と結婚でもしろってことか?」

「馬鹿なんですか?」

なんで責任=結婚になるんだ。そんなもの願い下げに決まってる。


「私を巻き込んだ責任として……いずれなにかしらのお願いを聞いてもらうから」


敦士は「なにを強請られるのが楽しみにしてる」と口角を吊り上げた。


「それと、その人たち貴方に用があるみたいだから、後はよろしく」

倒れている緑髪と、怯えて逃げ出そうとしている銀髪を指差すと、敦士がつまらなそうに彼らを見下ろした。

行き交う人々が私たちのことを見て、ひそひそとなにかを話している。これは早くこの場を離れた方がいい。


「それじゃ」

私は周囲からの痛いくらいの視線を感じながらも、そそくさと学校の中へと入っていった。