たすけて!田中くん



「っ、ぇ……く、くすぐったい」

「悪い虫がつかないように、俺のだって証つけさせないと」

よほどくすぐったいのか身を捩る凪沙を上目遣いで見つめると、恥ずかしそうに下唇を噛み締めた。


……これくらいにしといてやるか。



「もう寝て」

これ以上はもたないから。
凪沙の頭を掴み、ベッドの上に寝かせる。


「ふんが!?」

せっかく色気があったのに、一気になくなった。

まあ、ちゃんとした言葉は改めて言ってあげないとな。

けど、普段の凪沙なら全てムード台無しにしていきそう。


アルコールを摂取したから眠たかったのか、すぐに寝息を立て始めた。




本当、世話のかかる彼女だ。