「茅織」
清水くんの声によってハッと我に返った。危ない危ない顔赤くなってないかな。
「そろそろ離れてやれって。苦しそう」
百瀬さんが離れてくれたので、やっと自由の身になれた。案外力が強い。
安堵していると清水くんが私の前に立ち、頭を下げた。
「ごめん!」
「え」
「結局巻き込んで、危険な目に遭わせて本当にごめん!」
清水くんが謝罪をし始めるとゆた先輩やサトシ、百瀬さんも口々にと「ごめん」と謝りだす。
「……正直今更謝られたって巻き込まれちゃったものはどうしようもないし、もういいよ」
私が考えたいのは今後の事だ。
またこんなことがあったらさすがに嫌。



