メイドに教えてもらって早速森に入ったモニカはしゃがんで、赤や黄色の落ち葉やどんぐりを夢中になって拾う。
すると「やあモニカ」と誰かが近づいてきた。
立ち上がったモニカと向かい合ったのは、枯草色の軍服を着た騎竜兵隊長のハンスだ。
「おはよう。今日は鶴亀亭に行かずにどんぐりを拾うことにしたの?」
「私が鶴亀亭に通っていること、どうしてご存知なんですか?」
モニカの記憶では、ハンスと顔を合わせるのは二回目である。
まさかいつも尾行されていたとは思わずキョトンとして尋ねたら、しまったと言いたげな顔をしたハンスがごまかすかのように笑った。
「いや、ちょっと耳にしてね。それは気にしなくていいけど、周囲に危険がないかは気にして歩いてほしいな」
東地区で声をかけようとしてきた悪そうな面の何人かは、これまでハンスによって秘密裏に退治されていたのだとモニカは少しも気づいていない。
ハンスからしたら、ヒヤヒヤものである。
モニカは目を瞬かせてから足元に視線を落とし、頷いた。
「木の根や落ちている枯れ枝につまずかないよう気をつけますね。ご心配ありがとうございます」
すると「やあモニカ」と誰かが近づいてきた。
立ち上がったモニカと向かい合ったのは、枯草色の軍服を着た騎竜兵隊長のハンスだ。
「おはよう。今日は鶴亀亭に行かずにどんぐりを拾うことにしたの?」
「私が鶴亀亭に通っていること、どうしてご存知なんですか?」
モニカの記憶では、ハンスと顔を合わせるのは二回目である。
まさかいつも尾行されていたとは思わずキョトンとして尋ねたら、しまったと言いたげな顔をしたハンスがごまかすかのように笑った。
「いや、ちょっと耳にしてね。それは気にしなくていいけど、周囲に危険がないかは気にして歩いてほしいな」
東地区で声をかけようとしてきた悪そうな面の何人かは、これまでハンスによって秘密裏に退治されていたのだとモニカは少しも気づいていない。
ハンスからしたら、ヒヤヒヤものである。
モニカは目を瞬かせてから足元に視線を落とし、頷いた。
「木の根や落ちている枯れ枝につまずかないよう気をつけますね。ご心配ありがとうございます」


