「モニカさん、待っていたわ!」
「掘った穴を見ておくれ。水が出たんだ。濁ってすぐには使えないが、縁をレンガで固め終わった頃には飲み水にできるだろう」
最初は水脈を教えるのをためらったモニカであったが、シュナイザーに諭された翌日に再びここを訪れていた。
その時に住人たちが掘っていたのは水の出ない住宅の裏手であったので、畑にした方がいいと教えたのだ。
「あんたの言った通りだった。大した勘だ」
首にタオルをかけた中年男性が汗を拭いつつモニカを褒めた。
水の精霊憑きなので水脈がわかるのだとは話していない。
ナターシャはおとぎ話のように捉えていたし、鶴亀亭のドニも精霊憑きについてよくわかっていない様子だった。
きっとここの住人たちもそうだろうと思ったモニカは、水脈探知の能力を“勘が冴えている”と説明したのだ。
最初は半信半疑だった住人たちも、無事に水が出た今はモニカを手放しで歓待してくれる。
「樽で悪いけど、ここ座ってリンゴを食べてね」
「おいおい、恩人に対してリンゴはないだろ。なんか気の利いたもん持ってこい」
「掘った穴を見ておくれ。水が出たんだ。濁ってすぐには使えないが、縁をレンガで固め終わった頃には飲み水にできるだろう」
最初は水脈を教えるのをためらったモニカであったが、シュナイザーに諭された翌日に再びここを訪れていた。
その時に住人たちが掘っていたのは水の出ない住宅の裏手であったので、畑にした方がいいと教えたのだ。
「あんたの言った通りだった。大した勘だ」
首にタオルをかけた中年男性が汗を拭いつつモニカを褒めた。
水の精霊憑きなので水脈がわかるのだとは話していない。
ナターシャはおとぎ話のように捉えていたし、鶴亀亭のドニも精霊憑きについてよくわかっていない様子だった。
きっとここの住人たちもそうだろうと思ったモニカは、水脈探知の能力を“勘が冴えている”と説明したのだ。
最初は半信半疑だった住人たちも、無事に水が出た今はモニカを手放しで歓待してくれる。
「樽で悪いけど、ここ座ってリンゴを食べてね」
「おいおい、恩人に対してリンゴはないだろ。なんか気の利いたもん持ってこい」


