ナターシャには嫌われたくないとモニカは慌てたけれど、彼女がニコリとして思いがけないことを言う。
「こっそり抜け出せばいいと思います。陛下にバレなければ問題ございません」
「えっ」
モニカは目を瞬かせてナターシャを見る。
てっきり叱られるかと思っていたのに、物分かりがいいどころか積極的に脱走を勧めてくるとは思わなかった。
「メインストリート沿いはお店が多く賑やかで見応えがありますが、まずは東地区を見るべきです。この国に暮らす人々の生活がよくわかりますから」
「行っていいの?」
「ええ。せっかく遥々バーヘリダムにお越しくださいましたのに、城に閉じ込めておくなんてあんまりですわ。ご協力いたします」
目を丸くしてナターシャを見つめていたモニカだったが、ソファから勢いよく立つと抱きついた。
「私の気持ちをわかってくれてありがとう。なっちゃん、大好きよ!」
「モニカ様……」
あどけない少女のようにはしゃぐモニカは、ナターシャが眉尻を下げていることに少しも気づいていなかった。
それからモニカはすぐに支度をし、善は急げと城を抜け出した。
「こっそり抜け出せばいいと思います。陛下にバレなければ問題ございません」
「えっ」
モニカは目を瞬かせてナターシャを見る。
てっきり叱られるかと思っていたのに、物分かりがいいどころか積極的に脱走を勧めてくるとは思わなかった。
「メインストリート沿いはお店が多く賑やかで見応えがありますが、まずは東地区を見るべきです。この国に暮らす人々の生活がよくわかりますから」
「行っていいの?」
「ええ。せっかく遥々バーヘリダムにお越しくださいましたのに、城に閉じ込めておくなんてあんまりですわ。ご協力いたします」
目を丸くしてナターシャを見つめていたモニカだったが、ソファから勢いよく立つと抱きついた。
「私の気持ちをわかってくれてありがとう。なっちゃん、大好きよ!」
「モニカ様……」
あどけない少女のようにはしゃぐモニカは、ナターシャが眉尻を下げていることに少しも気づいていなかった。
それからモニカはすぐに支度をし、善は急げと城を抜け出した。


