ブロスペルが目を見開いて驚き、頬のこけた青白い顔に焦りを浮かべた。
「ルイーズはどうしているんですか?」
「ゴウランガ公爵夫人のことか。あなたと幼馴染らしいな。なるほど。あなたが守ろうとしたのは彼女だったのか」
「いえ、違います。私とルイーズはなんの関係もありません」
「今さら隠しても意味はないぞ」
シュナイザーに促され、ブロスペルはようやく真実を口にした。
とある伯爵家の令嬢であったルイーズはそれは美しい娘で、ブロスペルの幼馴染であり恋人でもあったのだが、ゴウランガ公爵の目にかなったことでふたりの恋は引き裂かれた。
さほど力のない家柄のふたりには、公爵家にたてつくことができなかったのだ。
ルイーズが裕福に幸せに暮らせるならそれでいいと自分に言い聞かせたブロスペルは、自身は独身のまま田舎屋敷でひっそりと過ごした。
そして長い年月が流れたある日、突然ゴウランガ公爵から晩餐会の招待状が届いたそうだ。
「いつのことだ?」
「皇太子殿下が暗殺されるふた月前のことです」
ルイーズにひと目会いたくて、ブロスペルは都の公爵邸にやってきた。
「ルイーズはどうしているんですか?」
「ゴウランガ公爵夫人のことか。あなたと幼馴染らしいな。なるほど。あなたが守ろうとしたのは彼女だったのか」
「いえ、違います。私とルイーズはなんの関係もありません」
「今さら隠しても意味はないぞ」
シュナイザーに促され、ブロスペルはようやく真実を口にした。
とある伯爵家の令嬢であったルイーズはそれは美しい娘で、ブロスペルの幼馴染であり恋人でもあったのだが、ゴウランガ公爵の目にかなったことでふたりの恋は引き裂かれた。
さほど力のない家柄のふたりには、公爵家にたてつくことができなかったのだ。
ルイーズが裕福に幸せに暮らせるならそれでいいと自分に言い聞かせたブロスペルは、自身は独身のまま田舎屋敷でひっそりと過ごした。
そして長い年月が流れたある日、突然ゴウランガ公爵から晩餐会の招待状が届いたそうだ。
「いつのことだ?」
「皇太子殿下が暗殺されるふた月前のことです」
ルイーズにひと目会いたくて、ブロスペルは都の公爵邸にやってきた。


