「脱走好きなモニカ様が部屋に閉じこもっているなんてらしくないです。このままでは鬱になってしまいますよ。私もご一緒しますので気晴らししましょう」
「どこへ行くの?」
「港のマーケットです。聖女の日ですから賑わっているはずです」
通常のマーケットは早朝から始まり十時頃閉まるのだが、聖女の日までの二週間は飾りやおもちゃ、お菓子を売る店が日が暮れても商売しているらしい。
ホットワインやつまみを売る出店もあって、立ち飲み客も多いそうだ。
それを聞くと久しぶりにモニカの好奇心がワクワクと膨らんだ。
「行くわ。なっちゃんありがとう」
襟と袖口と裾にファーのついたパールピンクの外套のボタンを留め、自ら帽子と手袋を出して支度をするモニカに、ナターシャがホッとしたような目を向けていた。
護衛兵ふたりを連れて、モニカとナターシャは馬車で港までやってきた。
下り立つと睫毛に霜がつきそうなほど冷たい海風が吹きつけ、足元には五センチほどの雪が積もっていた。
しかし寒さを忘れるほどの熱気と賑やかさで、モニカの目が輝く。
「なっちゃん早く来て。あそこのお店を覗いてみたいわ!」
「どこへ行くの?」
「港のマーケットです。聖女の日ですから賑わっているはずです」
通常のマーケットは早朝から始まり十時頃閉まるのだが、聖女の日までの二週間は飾りやおもちゃ、お菓子を売る店が日が暮れても商売しているらしい。
ホットワインやつまみを売る出店もあって、立ち飲み客も多いそうだ。
それを聞くと久しぶりにモニカの好奇心がワクワクと膨らんだ。
「行くわ。なっちゃんありがとう」
襟と袖口と裾にファーのついたパールピンクの外套のボタンを留め、自ら帽子と手袋を出して支度をするモニカに、ナターシャがホッとしたような目を向けていた。
護衛兵ふたりを連れて、モニカとナターシャは馬車で港までやってきた。
下り立つと睫毛に霜がつきそうなほど冷たい海風が吹きつけ、足元には五センチほどの雪が積もっていた。
しかし寒さを忘れるほどの熱気と賑やかさで、モニカの目が輝く。
「なっちゃん早く来て。あそこのお店を覗いてみたいわ!」


