「ねぇ、桜ちゃん?」
「……」
「私に会うのを
我慢してくれてたの?」
「ああ。
気が滅入るかと思ったわ」
うわぁぁ、嬉しい。
「今日の桜ちゃん
いつもと違うね」
「いっつも璃奈に
文句言ってばっかなのに、
今は素直だって
言いたいんだろ?」
「クリスマスだから?」
「年中行事なんて関係ねぇよ」
「じゃあ、なんで?」
机に突っ伏したままの
桜ちゃんが、
視線だけ上にあげた。
テレをごまかしきれない
桜ちゃんの揺れる瞳が
綺麗で、カッコよくて、
可愛くて、
私の心臓が
激しく飛び跳ねだす。
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