俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


「ちょっと、桜ちゃん。
 声大きすぎ」


お店中のカップル達が
私たちのこと見てるよ。

桜ちゃんは
芸能人並みにイケメンで、
立ってるだけで目立つのに。


「おおお…オマエ……
 何…意味…わかんないこと……
 ほざいてるわけ?」

「私……好きなんだもん……
 桜ちゃんのこと……」

「ちょっと待てよ。
 違うだろうが」

「ん?」

「オマエには他に
 好きな男がいるんだろが?」

「いないよ」

「だって言ってたろ?」

「何を?」

「俺が璃奈ん家に泊まること。
 好きな男に悪いから
 やめてほしいって」