「オマエの両親に、
ちゃんと挨拶を
しとこうと思ってな」
「えっ?」
「璃奈を本気で愛して
一生大事にすると約束しますから
俺の恋を応援してくださいって
頭を下げてくる」
「ほほっ…
本気で言ってるの?」
冗談じゃないの?
「いくら
この世にいない人でもさ
嫌われたくないんだよ。
オマエの大事な人には。
誰一人としてな」
心がとろけそうなほど
幸せワードの連続。
桜ちゃんの
甘い声で奏でられ
抱えきれない幸福感で
私は固まってしまった。
待って、待って。
桜ちゃんの好きな人って
本当に私なの?
今までそんな素振り
全然
見せてくれなかったのに……



