俺の気持ちに気づけよ、バーカ!


「璃奈ちゃんから
 その話を聞いた時。
 自分が中3の時に、
 璃奈ちゃんみたいに弟達の面倒を
 見ていたんですか?って、
 私が過去に戻って
 文句を言ってやりたくなったわ」


頭から湯気が出てるのでは?
と思うほど、
殺気だつ店長だったけど

「でもね~」

と、語尾を伸ばしながら
息を吐き

今度は、マリア様みたいな
穏やかな目になったから

その変貌ぶりに
私はキョトンとしてしまう。


「みんなが璃奈ちゃんに
 嫉妬しちゃう気持ち、
 私にもわかるのよ~
 あなたは
 愛される側の人間だからね」


えぇぇぇぇぇ??

私が、愛される側の人間??