俺の気持ちに気づけよ、バーカ!



店長は
お腹を抱え、涙目。

椅子に座りながら
豪快に笑い声をあげている。

椅子が後ろに倒れないか
心配になるほど。


そっかぁ。
そういうことか。

私は天然だから
このカフェに採用されたんだ。

それって喜んでいいのかな?

微妙なラインな
気がするけど……


「真面目なのに天然。
 責任感が強いのに
 思考回路が迷宮型。
 人間としてほんと大好きよ。
 璃奈ちゃんのこと」

「あっ……
 ありがとうございます」


ん?

天然? 迷宮型?

本当に
褒められているんだよね?