「クリスマスイブで
お客さんがたくさんだし……
まともに休憩が取れない店長が、
倒れないか心配だし……」
「アハハ、なにそれ~
元ヤンの三十路の体力、
舐めないでくれる?」
舐めているわけでは……
「クリスマスが終わったら
2日間定休日でしょ?
そこで電池切れロボットに
なりきるから、私のことは
気にしないでよ」
「ででっ…ででで…でも……
桜ちゃん……
クリスマスは
彼女と過ごすって……」
「じゃあなんで、そんな子が
うちの店に来てるのかなぁ?」
ひゃぁ?
このカフェに……
桜ちゃんが来てる?



