「桜牙君への毒はまりっぷりは、
人生で二度とないくらい
恋深いものよね？」
「私も……
そう思いますけど……」
「ここまで惚れてたら
もう他の男じゃ
替えが利かないの。
璃奈ちゃんにとって桜牙君は、
世界で一人だけの
運命の相手なんだから」
そりゃ私は
大好きでたまりませんけど。
運命の相手って
両想いが大前提ですよね？
私はただの……
片思いで……
「ほら、桜牙君のところに
行っておいで。
自分の気持ち
まだ伝えてないんでしょ？」
えぇぇぇぇ？
今からですか？？
「わわわ…私……
まだ、バイト中だし」
「店長の私が
帰っていいって言ってるの」
でも……
