俺の気持ちに気づけよ、バーカ!



「店長は美人ですからね。
 よく男性のお客さんに
 告られてますし」

「それは
 璃奈ちゃんもでしょ?」

「だから私の方は……
 告られてるんじゃなくて
 心配されてるだけで……」

「まぁいいわ。
 私が告られまくってるのは
 事実だしね」


あっさり認めた。

しかも
大人ウインクを飛ばしてきた。

同性の私まで
惚れさせるつもりですか?

アラサー美魔女の妖術
半端ないです。

でも……

私の恋脳に
桜ちゃんが住んでいる限り

店長の魅惑の色気も
跳ね返す自信がありますけど。