エレンの人生で遊ぶ神様たちは、次はどんな人生を送らせようかとサイコロを手に話し合う。

「やっぱり、シリアルキラーになってもらって大量殺人に手を染めてほしいかな!」

「婚約者候補を何人も作って、全員に好かれている逆ハーレムものはどう?婚約者候補全員がヤンデレで、監禁されながら愛されるとか」

「世界一の頭脳を持った天才児にしよう!様々な発明をして、世の中に貢献するんだ」

「いっそ、人間じゃなくて他の動物に転生させたら?犬とかはありきたりだから、シャチとかどうだい?」

楽しく次の人生について話し合う神様たちだったが、突然「テメェらかよ、俺の人生めちゃくちゃにしやがって!」と低い声が響く。刹那、部屋に銃弾が何発も撃ち込まれた。

神様たちが真っ青な顔で銃弾が飛んできた方を見れば、ライフル銃を手にしたエレンがこちらを睨んでいる。

「ええ〜……。ここって人間は入れないはずなんだけどなぁ〜」