「ふっ」
………え?
優しく息が漏れた音がした。
「井住さん、私の事怖がりすぎでしょ?」
くすくすと笑ってる。
思わず顔を上げた。
誰も笑ったところ見たことないなんてもったいない。
「コーヒーひとつでそんなに怯えなくてもいいのに」
どこが鉄の女なの?
物腰柔らかで、八重歯が可愛い、名前の通り華やかに笑うキレイな笑顔だった。
「ごめんね、無理にこんなこと付き合わせて」
「え、あ、いや、すみませんっ。コーヒーせっかくもらったのに」
「ううん、そっちじゃなくて…変なことに巻き込まれたって思ってるでしょ?暁のせいで」
蓋の開かないままのコーヒーを私の手からスッと持っていき、代わりに紙パックのオレンジジュースをくれた。
「全然、そんなこと思ってないですっ」
「あいつなんでも強引に進めてくから、嫌だったらいつでも嫌だって言っていいからね」
「そんなことないですよ、私が…やりたいって思ったから入ったんです。だから全然嫌とかではなくっ」
「そう?それならよかった」
全然言ってること違うじゃん。
普通に可愛く笑う人じゃん。
「私も怖いよねー、ごめんねー」
「え、そんなことは…!」
あったけど。
でも話してみたら、全然違った。
「私よく怖がられるから。みんなが鉄の女って呼んでるのも知ってるから」
「………。」
「自覚はしてるんだけどね」
はぁっと息を吐きながら藤代先輩がコーヒーを一口飲んだ。
そうだよね、そんな風に言われていい気はしないよね…。
「でもおもしろくもないのに笑えないでしょ」
「…おもしろくないんですか?」
「おもしろいの?暁がやってるあれって」
眉間にしわ寄せて不可解な顔をした。
それだけで十分藤代先輩の気持ちが伝わった。
「私はわりとおもしろいと思ってました、すみません…」
「井住さんが謝ることじゃないけど、私も巻き込まれて付き合ってる立場だから」
強引な暁先輩に取り込まれるようお手伝いすることになったのかな。
「藤代先輩と暁先輩って付き合い長いんですか?」
「うん、小学校からかな」
「それは長いですね!ずっと一緒なんですね!」
「いい様に使われてるだけだから、あんなわかんないことに」
うんざりした顔をする藤代先輩に今度は私が笑っちゃった。
思ってたよりも話しやすくて、笑ったら可愛いし、やっぱり合宿楽しいなって思った。
「あ、そうだ!お菓子食べる?さっき暁が持って来たの」
「あ!シューチョコ!」
「これ美味しいよね」
「藤代先輩も好きなんですか?」
「うん、よく買うよ」
「私も大好きなんですー!」
………え?
優しく息が漏れた音がした。
「井住さん、私の事怖がりすぎでしょ?」
くすくすと笑ってる。
思わず顔を上げた。
誰も笑ったところ見たことないなんてもったいない。
「コーヒーひとつでそんなに怯えなくてもいいのに」
どこが鉄の女なの?
物腰柔らかで、八重歯が可愛い、名前の通り華やかに笑うキレイな笑顔だった。
「ごめんね、無理にこんなこと付き合わせて」
「え、あ、いや、すみませんっ。コーヒーせっかくもらったのに」
「ううん、そっちじゃなくて…変なことに巻き込まれたって思ってるでしょ?暁のせいで」
蓋の開かないままのコーヒーを私の手からスッと持っていき、代わりに紙パックのオレンジジュースをくれた。
「全然、そんなこと思ってないですっ」
「あいつなんでも強引に進めてくから、嫌だったらいつでも嫌だって言っていいからね」
「そんなことないですよ、私が…やりたいって思ったから入ったんです。だから全然嫌とかではなくっ」
「そう?それならよかった」
全然言ってること違うじゃん。
普通に可愛く笑う人じゃん。
「私も怖いよねー、ごめんねー」
「え、そんなことは…!」
あったけど。
でも話してみたら、全然違った。
「私よく怖がられるから。みんなが鉄の女って呼んでるのも知ってるから」
「………。」
「自覚はしてるんだけどね」
はぁっと息を吐きながら藤代先輩がコーヒーを一口飲んだ。
そうだよね、そんな風に言われていい気はしないよね…。
「でもおもしろくもないのに笑えないでしょ」
「…おもしろくないんですか?」
「おもしろいの?暁がやってるあれって」
眉間にしわ寄せて不可解な顔をした。
それだけで十分藤代先輩の気持ちが伝わった。
「私はわりとおもしろいと思ってました、すみません…」
「井住さんが謝ることじゃないけど、私も巻き込まれて付き合ってる立場だから」
強引な暁先輩に取り込まれるようお手伝いすることになったのかな。
「藤代先輩と暁先輩って付き合い長いんですか?」
「うん、小学校からかな」
「それは長いですね!ずっと一緒なんですね!」
「いい様に使われてるだけだから、あんなわかんないことに」
うんざりした顔をする藤代先輩に今度は私が笑っちゃった。
思ってたよりも話しやすくて、笑ったら可愛いし、やっぱり合宿楽しいなって思った。
「あ、そうだ!お菓子食べる?さっき暁が持って来たの」
「あ!シューチョコ!」
「これ美味しいよね」
「藤代先輩も好きなんですか?」
「うん、よく買うよ」
「私も大好きなんですー!」



