「試合するぞ〜」 なんて、大きな声で 飛びっきりの笑顔で、 授業をする、先生の姿。 背が高くて、 笑うと白い歯がキラキラしてて、 鍛えた身体がカッコよくて、 大人で、 時々、子どもみたいに無邪気で 可愛い。 全てを兼ね備えたような、 まさに、みんなの理想の人だった。 私が入学する前から、人気者の先生は、 雲の上の存在で、手の届かない人。 最初は、カッコイイ先生だな〜としか 思ってなかったのに。 触れてしまった、 あなたの世界に。 そして、抜け出せなくなった。