ープロローグー


「さくら...?起きて?」


心地よくて、

大好きな声が、耳元でふわっと聞こえる。

寝ていても、胸がキュッとなるのがわかる。


私は、静かに目を開ける。


「おはよ」


ふふふ、と微笑む。

「先生...」


これは、夢??


大好きな先生が、目の前にいる...


「ふふふ...先生??寝ぼけてるの?」


「え?」


「だいぶ寝てたもんなあ。可愛い。」


先生は、そう言って、立ち上がった。