「えっ……!?」



第一声がこのひと言。

まさか、褒めてもらえるなんて……っ。



「可愛すぎて、目のやり場に困る……」



そう言いつつ、手を口もとにやりながらもチラチラ目線が送られてきた。

しっかり見られてる……っ。



「っ……。可愛いなんて、照れちゃいます」



わたしも恥ずかしくて目を合わせられない。

それに、藍澤先輩の私服もかっこよすぎて……。



「俺のほうがだめかも。今日、持つかな……」

「……うん?」



なんて……?



「歌桜が可愛いから衝動で抱き締めるかもしれない」

「っ!」

「我慢、はするけど。本当はもうしたい」