入学式に出会ったときから、ずっと凌玖先輩のことを想ってます。

だから……たくさんの好きを伝えたい。



「俺も、歌桜が大好き」



チュッと頬に触れるだけのキスが降ってきた。

ふいうちにドキッと胸が跳ねて、体が熱くなる。

凌玖先輩を見たら、いたずらっぽく、でも愛おしい表情で見つめていた。



「もっと、歌桜ごとほしい」



わたしにだけとろけるような甘い顔を見せてくれるから、凌玖先輩にわたしのぜんぶをあげたい。



「いっぱい、もらってください……っ」



最大限の愛でわたしも応えます。



「そんな可愛いと、ほんと止まんない。……愛してるよ、歌桜」



凌玖先輩からとびきりの愛と甘いキスをたくさんもらった。

思い出の場所で、大好きな人と過ごせた今日は、最高の幸せな記念日になった。


*Happy End *