まさか……っ。 ぎゅっと目を瞑って覚悟をしていたら、耳に息がかかった。 「今度は、ホンモノもらうね」 甘すぎる声にやられて目を開けると、いたずらっぽい顔で笑っていた。 ホンモノって……! 心の準備なんてできていないから今じゃなくてよかったけど、今度っていつだろう……っ。