目が覚めると、どうやら控室にいるのだと気づく
最初は目が覚めるまでに結構時間がかかっていたが、今やもともと加減されていることもあり、一時間くらいで目が覚める
「うぅぅ、首が痛い。ただでさえ、寝違えていたのに......」
一生懸命に首をほぐしていると、扉をノックする音が室内に響く
スタッフさんたちが来たみたいだ
返事をするとスタッフさんたちが入ってきて、あれよあれよと着替えさせられる
そして、いつも通り完璧にセットされた
「いつもありがとうございます」
そういって微笑むとスタッフさんたちは、後光が…、と呟いて退室していく
控室にあるチョコをとって、おいしくいただく
そうしていると電話がかかってきた
「? こんな時間に電話......?」
そう、思わずつぶやいて画面を見る
【梶木 璃桜】と表示されていた