「帰り、虹恋の荷物取りに俺も家行くから」

「いいの?ありがとう!」

やった、陽遊くんとまた長くいられるっ。

「嬉しそうだな」

「陽遊くんと一緒にいれるから嬉しいっ」

「っ……そっか」

はにかみながら頭を撫でられる。

あぁ……この笑顔、ずるいな。

胸がキュってなって……また、陽遊くんに恋してしまいそう。

「アリスちゃん!そろそろ始めよっかー!」

「あ、はい!」

そう返事をすると、陽遊くんが帽子を被せてくれた。

「頑張って、虹恋」

「うんっ!」

よし、残りの仕事頑張るぞ!