♘虹恋side♘

「ん……」

翌朝目を覚ますとベッドの下で寝る陽遊くんがいた。

あ、そっか……私、また陽遊くんのお部屋で寝たんだった。

ゆっくり身体を起こして、スマホを見るとまだ6時だった。

起こさないようにそっとお部屋出ようかな。

そう思ってベッドを降りると、

「んん……虹恋?」

半分目を開けた陽遊くんと目が合った。

うっ、思わずドキドキしてしまう。

「おはよ。ごめんね、起こしちゃった?」

「いや全然いいよ。ふぁ……おはよ」

寝起きの陽遊くん、昔と変わんなくて可愛い。