……あ、あれ?でもなんか見たことある。

くっきり二重に大きな瞳に黒髪、それにこの懐かしい感じ……。

「え……?陽遊くん!?」

間違ってなければ、この人は陽遊くんだ。

「え、は……?虹恋!?」

っやっぱり……!

五十嵐陽遊くん、かつての私の幼なじみ。

そして……初恋の人。

「陽遊〜だれ?この女」

ギロっと睨みつけられ思わずビクついた。

うっ、お邪魔しちゃった……。

それに私、陽遊くんとケンカしたままだから絶対きらわれてるっ。

「っあ、私はこれで……」