それに、陽遊くんにはもっと可愛い女の子がお似合いだと思うし……。

「俺で良ければやらせてください。SP」

陽遊くん……。

「陽遊くんなら虹恋ちゃんのこと全力で守ってくれるでしょうし、よろしくねっ」

「はい。今日はもう虹恋連れて帰りますね」

立てないみたいだし、と優しい瞳で私を見てくれた陽遊くん。

なんか……ヒーローみたいだったな。

それから私を家の中まで陽遊くんは運んでくれて、当たり前だけどお父さんとお母さんも驚いていた。

「えぇ!陽遊くん!?大きくなったわね!」

「こりゃまたイケメンだな……!!」

私をリビングのソファに座らせてくれた。

「あ、あの陽遊くん……」