♘虹恋side♘

んー……夜の街ってなんだか怖いな。

翌日、私はこっそり家を抜けて夜の繁華街に来ていた。

年齢層は幅広くて、学生さんもいれば普通の大人もいる。

さすがに芸能活動だけじゃ限りがあるから日払いか時給お高めのとこ探そうと思っていたけど……甘かったかな?

なんて思ってると、

「お嬢ちゃん〜可愛いね?ひとり?」

明らかにチャラチャラしている男の人に声をかけられた。

うっ、あんまり得意じゃない人種……!

「ひ、ひとりじゃないですっ」

「あ、ちょっ」

その場から逃げるようにして走った。