♘虹恋side♘

「そーいえばさ、あのぬいぐるみどうした?」

翌日の休日、朝食を終えて陽遊くんのお部屋でゴロゴロしているとそんなことを聞かれた。

「うさちゃんのこと?お部屋にあるよ!」

「そっか。てかなんでそんな離れてんの」

ベッドに寝転がってる陽遊くん。

私はというと、床に座ってベッドに寄っかかっている。

そんな離れてるかな?

「普通だと思うよ?」

「普通、ねぇ……ベッド来てくんないの?」

えっ。

思わず振り向けば、若干不貞腐れてる陽遊くんと目が合った。

これは……来いってことかな?