「ほんと!?」

「ほんとほんと。昔から可愛いままだよ」

はにかみながら言ってくれる陽遊くんに、どんどん好きが高まっていく。

「おーいふたりとも!もうそろ閉会式だから並ぶぞ!」

「おーわかった。じゃあ行こ、虹恋」

「うんっ!」

本当ならできていなかった高校の文化祭。

だけど、高校生最後の文化祭ができて嬉しかったな。

こうして、私たちの文化祭は幕を閉じた。