虹恋に思いっきり飛びついた彩乃。

ほんと虹恋のこと好きだよな。

「お芝居上手だね!もー可愛い!!」

「えぇ!そんなことないよっ」

「そんなことあるよ〜虹恋ちゃん、彩が言うくらいだからさ」

なっ、と俺の肩に手を置いた春。

ったく……。

「お芝居もっと頑張るね」

「虹恋はそのままでいいよ」

とりあえず……高校生最後の文化祭。

愛しい彼女と過ごせそうでよかった。