幼なじみの溺愛が過激すぎる!!

「え?」

ミラー越しに目が合った。

「身体を売る仕事のオファーが来てもホントは嫌なはずなのに一瞬迷うでしょ?ああいう仕事は収入が高いから」

たしかに、身体を売るだけあって他のお仕事よりも高い。

「でも和葉さんのおかげで断れてますよ」

「ほんと、世間は嫌よねぇ。アリスの前に虹恋ちゃんはひとりの女の子なんだから」

たしかにそうだけど……。

でも、アリスとして輝けるならいい。

それでお母さんとお父さんが困らないなら。

「……ありがとう、和葉さん」

しばらく車を走らせて、家の近くのコンビニに止まった。

仕事がある日はメガネだけだから家が特定されるかもしれない。