「へぇ〜なんか意外!」

あっと思い出したように呟いた彩乃ちゃんは鞄から何かを出した。

「はい虹恋ちゃん!これあげるねっ」

「っ……!もしかして、手作り?」

綺麗にラッピングされたマカロン。

色的にチョコレートとバニラかな?

すっごい美味しそう!

「彩はお菓子作りが好きなんだよ」

「これもらっちゃっていいのっ?」

「うん!食べて食べてっ!!」

ラッピングのリボンを解いてバニラのマカロンを一口食べた。

っ……!

「美味しいっ!!甘くてサクサクしてるっ!」

「よかったぁ〜春以外に手作りしたことなかったから不安で」