もちろん幼なじみの時も好きだけど、付き合って彼女としての虹恋を見るたびにどんどん好きが増していく。

それから全部完食した虹恋に薬を飲ませた。

「そういえば陽遊くん、ご飯食べたの?」

「ん、軽く済ませたよ」

そう言えば、しゅんっと眉を下げた虹恋。

どうしたんだ?

「一緒に食べたいね……頑張って治すね!」

「無理はしないようにな」

愛しい子だなまじ。

なんでこんな可愛いんだろ。

「こんなに近くにいて、陽遊くん移ったりしちゃわない?大丈夫?」

「大丈夫だって。虹恋の看病何回してきたと思ってんの」

恋人歴は浅いけど、誰にも負けないくらい幼なじみ歴が長い俺ら。

それに、虹恋の熱なら喜んでもらうよ。