♘虹恋side♘

「……こ、虹恋?おい、大丈夫か?」

ん……なんか苦しい。

目を開けると、いつもの優しい笑顔じゃなく心配している陽遊くんがいた。

「ひ、ゆうくん……?」

「顔赤いし身体暑いし息荒い。ちょっと体温測れる?」

はい、と渡され体温計を脇に挟む。

えぇと……昨日打ち上げから帰ってきて、プレゼント見てて……。

「寝落ちしちゃった……?」

「いま7時半だし。場合によっちゃ俺も休むよ」

えぇ!?

「い、いいよ!陽遊くん学校行って!」