えぇ、なんで泣いてるの!?

「和葉さんっ、泣かないで!」

「だって……卒業だなんて早すぎて」

まだなにも身についてない私に芸能界のマナーなどを教えてくれた和葉さん。

いま私がここまでできてるのは、全部和葉さんがいたからだよ。

「和葉さん……私ね、和葉さんがマネージャーで本当によかった」

「虹恋ちゃん……」

「今の私がいるのは和葉さんのおかげ。辛い時も病みそうになった時も、ずっとそばで支えてくれてありがとう」

アンチなんか気にしないで、私は私でいいんだって何度も言ってくれた。

「本当にありがとう、和葉さん」

「虹恋ちゃん……っ私の方がたくさん幸せもらってるわ」