「ふたり見てたらわかるよ。おめでとう」

「チッ……お前良い奴なのか悪い奴なのかハッキリしろよ」

「陽遊くんっ、さっきまでの敬語なくなっちゃってるよ……」

いろんな意味でこのふたり大丈夫かな?

「もちろん他に言うつもりはないから安心しなよ。じゃあね」

あっ……。

「夏衣くんっ、ありがとう」

夏衣くんはとてもいい人なんだな。

すごいそれがわかるよ。

「うん」

それだけ言うと夏衣くんは着替えに行った。

「あの男……マジ鼻につく。気安く虹恋に可愛いとか言いやがって」

「ま、まぁまぁ……」

陽遊くんの嫉妬は、まだまだ長引くみたい。