「虹恋ちゃん可愛いから自信持って!」

「そうだよアリスちゃん、可愛いよ」

うぅ……よりによって陽遊くんの目の前。

チラッと見れば、なんだか眉間に皺を寄せていて。

「ねっ、陽遊くんも虹恋ちゃん可愛いと思うわよね!」

「……まぁ、そうですけど」

お世辞言わなくてもいいのに……。

「それじゃあ撮影始めようか!」

「あ、すいませんちょっと待ってください」

陽遊くん……?

私の元にやってきて、首にピンクのリボンを結んできた。

「陽遊くん?」

「虹恋はリボンが似合うから。最高に可愛いからいつもの虹恋で大丈夫だよ」