「うん、それは自覚してる。顔立ちが良い方ってことは痛いほど」

ただ……と呟く陽遊くん。

「……虹恋にかっこいいって言われんのが嬉しすぎてやばい」

っ……耳まで赤くなってる。

「俺と付き合って、虹恋」

「っ……うん!」

たまらなくなってギューッと抱きついた。

幼なじみ。

それは長年共に歩んできたからこそ中々言葉にできなくて。

でも……幼なじみはもう終わり。

「じゃあ彼氏の俺が朝ごはん作りますか」

「……彼女の私も手伝いたいです」

これからは恋人として。