……え。

泊まるって……陽遊くんのお家に!?

「だ、ダメダメっそんなの悪いよ!」

「こんな時間に俺がいるとしても歩くのは危険すぎる。明日の朝帰ろ」

陽遊くん……。

なんだろ、ケンカして離れたのにまた優しくしてもらえて嬉しい……。

ここはお言葉に甘えようかな。

「じゃあ、そうするね……」

「ん。お風呂は入ったの?」

「うん。お母さんたち寝たの確認してから外に出たの」

「なるほどね。服貸すからそれ着て寝な」

陽遊くんの服……!

なんだろ、初恋の人だからかドキドキする。