♘虹恋side♘

ーーコンコン。

寝る前、髪の毛をとかしているとドアがノックされた。

「はーい」

返事をするとドアが開いて、陽遊くんが入ってきた。

「陽遊くん!どうしたの?」

「いや、なんか暇だから来た」

ベッドに座った陽遊くん。

パジャマ姿も似合うなんてさすがだなぁ。

「あ、ねぇ髪の毛とかしていい?」

「へ!?ひ、陽遊くんが?」

「うん」

立ち上がってブラシを握る私の手に触れてきた。

ひゃ、ひゃ〜!待って、心臓破壊しちゃう!