「チッ……あまりにも近すぎたら即引き離すので」

いつにも増して陽遊くんピリついてる……。

もしかして、守ってくれてる……のかな?

SPだからなんだろうけど……そんなことされたら、ときめくに決まってる。

「陽遊くんありがとうっ!でもお仕事だから大丈夫だよ。和葉さんと見ててほしいっ」

「ん、わかった。頑張れよ?」

頭を撫でられて離れた陽遊くん。

っ……ドキドキしちゃう。

「あ、えと………コーデ決めちゃおっか」

「……アリスちゃん、あのSPのこと好きなんでしょ」

えっ……。

思わず手に持ってたスカートを落とした。