「それで夜の街?……虹恋、バカなの?」

はぁ〜と深くため息をついた陽遊くん。

「まさかだけど……中学の時俺に隠し事してたのって、」

「芸能界入るの否定するのわかってたから黙っていました……」

中学の時、ケンカの発端は私が陽遊くんを避けるようになったからなんだ。

いつも当たり前のように一緒にいたから陽遊くんはすぐに怪しがって私に問いかけた。

でも陽遊くんに無駄な心配かけさせたくないし芸能界に入ることを否定されたら悲しいしでもお金稼げる道はそれしかなくて。