お砂糖味のキス

私,こんなに伝えたかったんだ。

言いたいこと,好きがポンポンでてくる。



「甘えたら,応えてくれるところがすき。話すとき目を合わせてくれるところがすき。その時目が優しいところがやっぱりすき。話を静かに聞いてくれるところがすき。気持ちを正直に伝えてくれるところも……私に甘くしすぎて私のお母さんに怒られてるところがすき。それでも全く気にせずに私にお菓子をくれるところがすき……んぐっ!?」



口の中に何か……甘い?

これは,金平糖?

唇にはそれを押し入れたのであろう奏詞の指がふにっと当たっていた。



「ケーキと一緒に買ったんだ。古都,好きでしょう? それに,もう良いから。充分伝わったから。……本当に僕の事好きなの?」

「うん」



全然伝わってないじゃんとは言わない。



「恋愛的な意味で?」

「うん」



可笑しい。

すがるように何度もきく奏詞が可愛くて仕方ない。

これは,恋でしょう?



「そっ……かぁ……」