スノー&ドロップス

 今……なんて?
 あの約束が苦しいと思っていたのに、いざ無くすと告げられると不安で仕方ない。
 離れられないでいたのは私の方だったんだ。

 それがなければ、彼を繋ぎとめていられないと、きっと胸の奥底で感じていたの。

 ふわっと頭に温かな手が乗せられ、私は顔を上げる。目の前には、いつも通りの穏やかな表情をした鶯くんが。

「茉礼が続けたいなら好きにしたらいい。あんな戯言(たわごと)がなくても、分かってくれればいいんだ」



「ーー僕には茉礼しか要らない。茉礼には僕以外必要ないってこと」