濡れた肌を拭き、薄いパジャマのボタンを掛ける。
たぶん、鶯くんは気付いている。
今日、藤春雪が家を訪れたこと。帰宅した時、玄関に靴があったはずだから。
階段で会った時、夕食の時間も聞かれなかった。この静けさが妙に怖い。
呪いのせいで、十七の誕生日までしか生きられないと言っていたけど、ほんとうなのかな。協力って、友達になることで何か状況を変えられるの?
「私なんかより、適任者いると思うんだけどな」
いつもより早めにベッドへ入ると、枕元のリモコンで明かりを暗くする。病み上がりだからと思いながらも、思想が巡ってなかなか寝付けそうにもない。
「茉礼、寝てる? 」
ドアが開く音がして、穏やかな鶯くんの声と人影が入ってくる。電気を付けようと手を伸ばすけど、リモコンが床に落ちた音が虚しく部屋に響いた。
「鶯くん、そっちで付け……」
その場に座り込む私の前で、ベッドがギシッと沈む。
凝らす瞳に薄っすらと映る人の輪郭。目が慣れて来たのか、こっちを見る鶯くんと目が触れ合った。
たぶん、鶯くんは気付いている。
今日、藤春雪が家を訪れたこと。帰宅した時、玄関に靴があったはずだから。
階段で会った時、夕食の時間も聞かれなかった。この静けさが妙に怖い。
呪いのせいで、十七の誕生日までしか生きられないと言っていたけど、ほんとうなのかな。協力って、友達になることで何か状況を変えられるの?
「私なんかより、適任者いると思うんだけどな」
いつもより早めにベッドへ入ると、枕元のリモコンで明かりを暗くする。病み上がりだからと思いながらも、思想が巡ってなかなか寝付けそうにもない。
「茉礼、寝てる? 」
ドアが開く音がして、穏やかな鶯くんの声と人影が入ってくる。電気を付けようと手を伸ばすけど、リモコンが床に落ちた音が虚しく部屋に響いた。
「鶯くん、そっちで付け……」
その場に座り込む私の前で、ベッドがギシッと沈む。
凝らす瞳に薄っすらと映る人の輪郭。目が慣れて来たのか、こっちを見る鶯くんと目が触れ合った。



