「ほんとこの人、ありえないんだけど」
「まあまあ、よいじゃないか。心配だったんや。いろいろとな」
どういう状況だろう。藤春くんと、彼の姉である月さんと三人でハーブティーを飲んでいる。味わうどころか、全く味がわからない。
クリームソーダーに浮かぶ溶け始めたアイスを口に含み、月さんは満足げに頬をほころばせる。その姿をぼんやりと視界に入れながら、私もティーカップから唇を離した。
「キミ、この前うちへ来た子やろう? だいぶ印象が違うなぁ……あ、前髪を分けているからか」
そう言われると、急に髪が気になって何度も触ってしまう。
月さんの目って、大きくて吸い込まれそうで、心の内を暴かれそうな緊張感がある。
「ウチのことはいないものとして、構わずデート続けて」
「ごめんね、青砥さん。無視していいから。これ飲んだら帰ろう」
「……はい」
なにか勘違いされているらしい。これはデートではなく、藤春くんは友達として買い物に付き合ってくれただけ。
「まあまあ、よいじゃないか。心配だったんや。いろいろとな」
どういう状況だろう。藤春くんと、彼の姉である月さんと三人でハーブティーを飲んでいる。味わうどころか、全く味がわからない。
クリームソーダーに浮かぶ溶け始めたアイスを口に含み、月さんは満足げに頬をほころばせる。その姿をぼんやりと視界に入れながら、私もティーカップから唇を離した。
「キミ、この前うちへ来た子やろう? だいぶ印象が違うなぁ……あ、前髪を分けているからか」
そう言われると、急に髪が気になって何度も触ってしまう。
月さんの目って、大きくて吸い込まれそうで、心の内を暴かれそうな緊張感がある。
「ウチのことはいないものとして、構わずデート続けて」
「ごめんね、青砥さん。無視していいから。これ飲んだら帰ろう」
「……はい」
なにか勘違いされているらしい。これはデートではなく、藤春くんは友達として買い物に付き合ってくれただけ。



